ああ、奥深き傍線部

ああ、奥深き傍線部

#現代文作問勉強会202408レポ①

2024/8/30

こんばんは、中の人(@mAjorstep_jp)です。
こう見えて私、実は大学時代に教育哲学ゼミに所属していました。
先日それをふと思い出し、哲学史の入門書を購入したんです。秋の夜長に読もうと思いまして。
学生時代からすっかり触れていませんでした。しっかり復習しようと思います。ニュースレターにも還元できるかもしれません(?)

台風が接近しております。ニュースレター会員のみなさんの地域はいかがですか?
私は関東地方在住で、数日後に通過しそうだというニュースを見て戦々恐々としています。
くれぐれもお気を付けください。

さて、今回は8月24日に行われた#現代文作問勉強会202408の一部を皆様にお届けします。



傍線部の場所

今回の素材文は『現代語訳 論語と算盤』(渋沢栄一 守屋淳訳)より、第6章「人格と修養」の一節です。
この文章をご覧になれば一目瞭然ですが、「ある言葉」が繰り返し使われています。
そのある言葉とは、「自分を磨く」。原典では「修養」という言葉です。
書き手が同じ語を繰り返すのは、言いたいことを読者に伝えるために欠かせない言葉だから。とすれば、作問者としては、その意味をきちんと把握しているかを問いたいところですよね。
さて、ここで考えてみましょう。キーワードの意味を問うときには、どの時点で線を引くでしょうか?

感覚的に「ここ!」と思ったところ?
初出のタイミング?
十分に説明がなされた、文章の後ろの方?

討議の中では、初出に傍線を引くことの意義について議論がありました。

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