こんばんは、そしてお久しぶりです。中の人(@mAjorstep_jp)です。
諸事情により、長らくお休みをいただきました。先生方の学びになるような記事や企画を、お休みの分を取り返すつもりでお届けできるようにします。
どうぞよろしくお願いします!
学級びらきを終えてひと月が経とうとしています。クラス内もだいぶ打ち解けて、クラスの色が出てくる頃ですよね。学校によっては体育祭の準備に取り掛かっているところもあるのではないでしょうか。
日々の教材研究、行事の運営、校務分掌、さらには部活指導に加えて、進路指導をしていかねばならない先生方、とっても大変ですよね。しかし準備をしようにも24時間しかありません。
にもかかわらず、受け持ちの生徒の数だけ進路があり、それぞれに合った指導をしなければならないため、体が足りません。
先生方の話を聞くたびに、分身の術を習得しているか、通常よりも腕と頭が多めなのではないか? と感じています。
そんな先生方のために、根岸先生に進路指導の最短ルートを聞いてまいりました! インタビュー形式でお伝えします。
進路指導の最短ルートは?
(中の人):根岸先生、早めの進路指導は大事だと感じているんですが、手始めに何をするのがよいですか?
(ねぎし):うーん……やはり、志望理由書を書くことが最短ルートではないでしょうか。
(中):最短…? 結構な労力かかりますし、そこそこ嫌がられそうですが。
(ね):そうなんですよ。でもね、志望理由書を「集大成」として取り組むパターンが多いのではないかと思うのですが、それでは間に合わない生徒さんが少なからず出てしまうんです。
(中):提出期限ギリギリまで粘って考えることと、提出期限ギリギリになって取りかかるのは似ているけれどまったく違いますよね。
(ね):そういえば最近そんな話聞きましたね。卒論を期限ギリギリに提出したプリンセス。
(中):夏休みの宿題もギリギリになって取りかかる人が多いですが、志望理由書も同じなんですね。
(ね):極端に言えば真っ先に志望理由書に取り組んだ方がよいです。そもそもね、これは現場の先生方にはお分かりいただけると思いますが、たくさんの学校で志望理由書対策講座をやってきた経験からすると、進路についてぼんやりしている生徒さんってめちゃくちゃ多いんですよ。
(中):進路が決まってない、定まってないということですか?
(ね):そういった生徒さんももちろん多くいますが、それ以上にまずいのが、進学先・就職先で何に・どのように取り組みたいのか、そしてそのためにどのような視点で進路を選択するかがすっぽり抜け落ちて、なんとなく志望校を決めることなんですよ。
(中):ああ! ワークシートの項目にありましたね。(注 メイジャーステップで使用している志望理由書のワークシートです。)
(ね):そうですそうです。志望理由書を書く、準備するという行為自体が「自分の過去や現在」と向き合って、進路選択に当たって何を重んじるかを言語化するよいきっかけになるんです。
(中):たしかに。ワークシートを埋めていくなかで、内容の薄っぺらさにきづいたり、そもそも何も思い浮かばなくてワークシートが埋まらない! となったりしたら、進路について考えるだけでなく、今後の行動も見つめ直しますね。
(ね):そして、なんとなくとか有名だとかだけで選ぼうとした大学や専門学校にどういった理念や教育カリキュラムがあるかを調べ始める。そうやってようやく本物の志望理由にたどりつくわけです。
(中):志望動機を練るなかで、自己分析や進路調べが自ずと捗るっていうことですね!
(ね):志望理由書の準備はどのようなことに興味をもっているかを考えるよいきっかけになります。だから早い段階で取り組むことをお勧めしています。そして複数回志望理由書を書き直すことが効果的ですね。
情報収集の基本のき
(中):志望理由書を書いて、興味関心について大体の志望分野が固まってきた場合、次の段階として進路についてもっと調べていくと思いますが、情報収集のコツってありますか?
(ね):情報収集のコツ、次の4つに注意するといいですよ。
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