メイジャーステップ根岸です。Twitter:@DiceK_Negishi
小論文・現代文の指導スキルを学ぶ会(β版)は、2023/3/25に #現代文作問勉強会202303 を開催します。
一体どんな勉強会なの? という方は以下の記事をお読みください。
また、本記事が公開された30分後、2/24(金)20時からTwitterスペースで #現代文作問勉強会202303 開催説明会を行います。アーカイブも残しますのでぜひお聴きください。
参加のお申し込みはこちらのリンクからどうぞ。
小論文・現代文の指導スキルを学ぶ会(β版)は2023年2月11日に #現代文教科書勉強会202302 を開催しました。
今回は #現代文作問勉強会 シリーズとは異なり、教科書を題材に文章を読み解く力、その中でも特に知識・技能に的を絞った勉強会を行いました。
初めての取り組みですが、参加者の日々の積み重ねに加え、日々の授業でそれぞれの重視していることを共有する、想像以上に有意義な勉強会となりました。
当会会員の皆さんにその様子を2回に分けてお伝えします。
#現代文教科書勉強会202302 の趣旨
校内や自治体で行われる授業研究会で行われる授業では、なかなか真似ができない授業が展開されていませんか?
練りに練った授業が繰り広げられ、派手さが際立っていて取り入れることが難しいこともしばしばありますよね。勉強になるけれど、本当に欲しい、日々の授業にすぐ活かせる実践となると……と若手もベテランも悩んでいる声が届いています。
というのも、 #現代文教科書勉強会202302 は、実は小論文・現代文の指導スキルを学ぶ会(β版)会員から「教科書の勉強会をしたい」、という声に応えてスタートしたんですよ。Twitterで「こういうのを開催したい!」とおっしゃった方に「じゃあやりますか」と根岸がリプしたことからすべてが始まったのです。
そして、告知したら2日で満席〆切。
根岸の周りにはどうしてこうも熱意のある方が多いのか。我ながら、学びの多い環境に恵まれたものです。ありがたいことです。お礼を申し上げます。
小論文・現代文の指導スキルを学ぶにあたり、やりたいことがあったら根岸にお声がけください。どうすれば実現できるか一緒に考えます。
今回は定番教材でなく、非定番教材を取り上げました。東京書籍の精選現代文Bより河野哲也「環境問題と孤立した個人」です。2013年度の東京大学、早稲田大学教育学部、亜細亜大学で出題されたことでも話題になりました。『意識は実在しない 心・知覚・自由』の冒頭部です。
今回もメイジャーステップ萩原がROM参加しておりました。ここからは萩原の取材レポートをお送りします。
検討会の様子
私がおじゃました討議ルームには普通科の高校、実業高校、定時制課程、予備校などなど、様々な背景をお持ちの先生方がお集まりでした。討議では生徒たちの学びの動機づけと支援や、要約の具体的な指導方法について議論に花が咲きました。
やはり、非定番教材ということもあり、ベテランの先生も若手の先生も蓄積があまりなく、共有されていることも少ないようで、他の方の具体的な指導法を聞きたいとのこと。やっぱり共通して皆さんお悩みになっていたんですね。
そもそも要約は何のためにするのか
要約を目的として文章を読解し、文の内容をまとめるよう指導していませんか?
日々の忙しさにかまけて課題解決に向かう「仕掛け」をせずにトップダウン型で「やらせている」形に陥っていませんか?
それではいけないことはわかりつつもどうしても流されやすい。じゃあどうすればよいのか? 他の先生の日頃の実践にヒントがあるのではないかと、みなさん考えていたようです。
さて、どのように導入すれば生徒たちの心が学びに対して主体的になるのか。討議ルームでは学びに向き合いづらい子にスポットを当てて議論が進みました。