こんばんは、中の人(@mAjorstep_jp)です。猫の抜け毛とカビが気になる季節になりました。年中鼻炎・皮膚炎に苦しんでいましたが、最近世に出た抗アレルギー薬が覿面に効いているので、研究を重ねている方に足を向けて寝られません。
さて、今回は前回に引き続き、「相澤・根岸の語彙談義」レポートです。お二人が積み重ねてきたご経験から得た語彙力を高めるヒントが、お二人の話のなかに散りばめられていました。その一部をご紹介します。
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生活に必要な漢字は○年生までですべて学んでいる
※以下根岸→(ね)、相澤先生→(あ)と表記します。
(ね):参考書の制作のために、持ちきれないほどの漢字辞典を片手に、3年生で学習する漢字まで調べ終えたとのことです。この後、超難関と思われる4年生が待ち構えていますが……終わるんですか?? 果てしない道のりだと思うのですが……
(あ):終わらないんですよ。面白いんですけど、3年生と4年生はそれぞれ200字ずつで5年生から180字ぐらいに減っていくんですよね。あれって何なんですかね。
(ね):3年生、4年生で、語の核となるような用例の多い漢字が出てきているからだと思います。学習が進むにつれて語彙レベルが高くなっていきますね。
有名な話でいうと、小学校6年生では「陛」のように、他ではあまり使わないけど他教科との関連で配当表に入っているものがありますね。
(あ):調べていてわかったんですが、1学年で学習する漢字は象形文字と指示文字が中心でした。漢字1字を構成する要素がひとつだけのものが中心ということです。2学年から【へん】と【つくり】、【かんむり】と【あし】といった要素の組み合わせから成り立つ会意文字が増えてきます。
3年生から組み合わせが一気に増えます。おそらく3年生、4年生で学ぶ漢字が大事だと言えるのではないかと感じています。
(ね):中学生向けの漢字の問題集を執筆していると気づくことがあるんですよね。