こんばんは、中の人(@mAjorstep_jp)です。
近所の小学校も、娘の幼稚園も徐々に運動会のスケジュールが組まれたようで、色んな音楽が流れてきます。夜になれば虫が大合唱をしています。暑さで家に引きこもって蓄積されたエネルギーを発散するかのように、なんだか賑やかになってきました。
花粉を除けば、秋が一番大好きな季節です。運動・芸術・食欲の秋。どこに主眼を置こうかな、とワクワクしています。
さて、今回も前回に引き続き#現代文作問勉強会202408のレポート記事をお届けします。
前回をまだお読みでない方はこちらから。
テストにおけるタイパ意識
今回の作問勉強会でも、複数テクストにチャレンジした先生がいました。
今回のレギュレーションに複数テクストを使用することは指定されてはいません。素材文だけを使って作問してもいいところを、果敢にチャレンジしていくの姿勢はそれだけで刺激的ですね。
その議論の中で興味深かったのが「労力」という言葉です。「労力」という言葉には二面性があります。
それは「生徒が読解にかける労力」と、「作問者が作問するときにかける労力」です。
生徒はメインのテクストを読むだけでもかなりのエネルギーが必要なのに、サブテクストを読み解く労力がかかります。
複数のテクストを読まなければ解き進められない問題に時間をかけることは生徒にとってはリスクが高いですよね。
その結果「逃げ」が生じて、複数テクストの問題を後回しにする生徒もいるのではないでしょうか。
これもテスト戦略だと言えば聞こえがいいですが、「逃げ」によって逃す点数は決して軽くはないはずです。